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書き下ろしも出ます

 英語はhistoryとstoryとを分かつが、私の知る限りでは、他のヨーロッパ諸語はギリシア語historia(ラテン文字で失礼)を語源とする一語で、「歴史」と「物語」の双方を意味する。さらには、「物語」から転じて「作り話」「でっち上げ」などの意味をも持ちさえする。「歴史」は「過去の事実」であると同時に、「でっち上げ」なのだ。

 今月下旬の『グアルディア』文庫化に引き続き、来月下旬に書き下ろし長篇『ラ・イストリア』が刊行されます。同じくハヤカワ文庫「リアル・フィクション」のレーベルから。La Historia スペイン語です。意味は上記のとおり。

 やや短め(『グアルディア』の半分強の約570枚)で、『グアルディア』と相補的な関係にある作品なので、文庫として出すことになりました。相補的といっても、『グアルディア』より400年ほど過去が舞台で、直接的な繋がりは多くありません。単独で読んでも問題ないと思います。間接的な繋がりはたくさんあるので、探してみるとおもしろいかもしれませんよ。

 2006年度版『SFが読みたい』に予告が載った『ミカイールの階梯』は、その次になります。(もし予告を憶えていて、「いつ出るんだ」と思っている人がおいででしたら)すみません。

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