インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
そういえば『インディ・ジョーンズ』をちゃんと観たのは初めてなのだった。○曜洋画劇場で放映してるのを、ちらっと見たことがあるくらい。カレン・アレンはスチールで知ってたけど。
1957年、ネバダの軍事施設に「スターリンの娘」イリーナ・スパルコが部下を率いて進入する。その目的は巨大な倉庫の中から「ある物」を探し出し、持ち去ることだった。その際、「ある物」を探し出させるためだけに、わざわざメキシコ(だっけ?)にいたインディ・ジョーンズを誘拐してくる。で、彼が首尾よく見つけたのは、グレイ(ロズウェルのあれ)のミイラであった。
57年つったら、スターリン批判の後だし、赤狩りも下火になってるはずだし、ネバダの核実験だって何年も前からたびたび行われている。その設定にした理由がいまいち解らんなあ。まあたぶん、敢えてでたらめにしたんだろう。
チリで発見された、ということでクリスタル・スカルが登場した直後に、「クリスタル・スカルって?」と尋ねられたインディ・ジョーンズが「メソ・アメリカのものだ」と答えたり、「アマゾンの古代文明」でマヤ語が使われてたり、突っ込み出したらきりがないから突っ込まない。
しかしアマゾンにミイラがあったり、遺跡の中の壁画がマヤ風だったりと、ちゃんと調べた形跡があるにはある。あの壁画は結構よくできていた。それと、アマゾンのジャングルでコサックダンスを踊るソ連兵、というのも観れたから、細かいところはどうでもいいや。
最初からずっとテンポが良かったが、軍隊蟻のシーンが長すぎて、そこから少々だれてくる(軍隊蟻が登場すること自体は、いかにもそれらしくて良いのだが)。その後の展開も、お宝を発見して帰ってくるだけだしね。
シャイア・ラブーフは、登場直後はリーゼントで50年代の若者に見えるんだが、その後はすぐに髪が乱れてしまうので、あんまり50年代風に見えなくなる。お猿のほうが、よっぽどちゃんとしたリーゼントだったよな。
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