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『Sync Future』発売

113747_3 『Sync Future』

 早川書房

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 ゆえあって告知が少々遅れましたが、『S‐Fマガジン』創刊50周年記念アートブック『Sync Future』が発売されております。「日本を代表するSF小説25作」を25人のクリエーターがそれぞれ描き下ろしたイラストのほか、各界著名人10名によるインタビューなどもあります。

『Sync Future』紹介ページはこちら

 仁木はデビュー作『グアルディア』を、『アフロサムライ』の岡崎能士氏に描いていただきました。キャラクターは生体甲冑(キャラクターか?)とカルラです。

 また現在、渋谷パルコPART1に於いて、『Sync Future』展を開催、掲載イラストのリトグラフなどの展示を行っています(12月27日日曜まで)。

 詳細はこちら

 会場では展示のほかに限定グッズの販売も行っているそうです。『Sync Future』特装版やTシャツ、リトグラフ、携帯ストラップなどこれらのグッズは、パルコミュージアムショップで通信販売もしているようですね。グッズ一覧
 岡崎氏の『グアルディア』イラストは、Tシャツになっています。

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 アートブック掲載イラストの全体ではなく、部分です。生体甲冑(甲殻型)。どうだ、かっこよかろうフフフフフ。

「体長約二メートル、四肢は人間のそれより遥かに長く、腕は膝のあたりまでくる」「手足には巨大な鉤爪」
「目も鼻も口も存在せず、大きく裂けた口は攻撃と咀嚼のみに使用され、頸部と腰部を吸排気孔の太い管が何本も取り巻く」
「漆黒の装甲は刺状のものがあちこち突き出し、中世の騎士か巨大な甲殻類に見える」
「その姿は畏怖と、ある種の美しさを感じさせる」
 ――等々といった、仁木による甲殻型(ほかには「軟体型」があるのです)生体甲冑の描写に驚くほど忠実で(「畏怖と、ある種の美しさを感じさせる」ところまで!)、且つ岡崎氏以外の何者にも描けないデザインです。

 掲載イラストはカラーなので、より細部まで鮮明です。しかも上の画像は、あくまで全体の部分に過ぎませんからね。

 ところで、甲殻型生体甲冑は『グアルディア』に続く第二作『ラ・イストリア』にも登場するのですが、そこでは上記に加え、「甲虫のよう」「昆虫じみている」、「装甲様の重なりが見て取れる」といった描写も行っています。Tシャツの画像では判りませんが、岡崎氏の描く生体甲冑は明らかに甲殻類っぽいだけでなく昆虫(甲虫)っぽく、「装甲様の重なり」も見て取れます。
 ……『グアルディア』だけじゃなくて『ラ・イストリア』まで読んでいただいた?

 わー、そうだったらどうしよう。わーわーわー。

 という個人的な狼狽はさておき、次にこれほどの大型企画が行われるのは50年後(創刊100周年)?の『Sync Future』です(「原作提供者」の一人に過ぎないので「よろしくお願いします」などとは、おこがましくてよう言いませんが、じゃあほかにどう言うべきなのかわからない……)。

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