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ぱとらっしゅ、ぼくはもうつかれたよ

 小説を書くだけじゃなくて、それを世の中に出したいのは、読者に挑戦したいからです。小説を書くことは、読者への挑戦です。

 しかし、今のところ一回も負けていません。何重にも張り巡らせた仕掛けにまったく気がつかないか、表面のわかりやすい仕掛けにだけ気がついてその下にさらに仕掛けがあることに気がつかない。
 勝つのは好きですが、勝負にもならない有様では、嬉しくもなんともありません。

 時々、引き分けまで持ち込まれることはあり、そんな時は本当に嬉しいです。苦労が報われた気がします。
 でも、負けたことはありません。たぶん、勝ってる人はいるんだろうと思いますが、今のところ私はそれを知り得ません。

 なんにでも意味を読み取ろうとする、深読みしようとするのは、ヒトという生物固有の能力です。どうか、その能力を存分に発揮してください。私はそういう小説を書いています。あなたが仁木稔の小説を読んで「こういう話だ」と、そこで思考を停止した時、まず間違いなくその先が用意されています。

 ……ちょっと気持ちが折れかけていたので、タイトルがこうなりましたが、まだ大丈夫です。今後も挑戦者を求めて、小説を書き続けます。

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