参考文献録
『シーア派の自画像――歴史・思想・教義』 モハンマド=ホセイン・タバータバーイー 森本一夫・著 慶應義塾大学出版会 2007(1969) (「シーア派」)
著者紹介によれば、タバータバーイー(1904-1981)はイランの哲学者で、他国の研究者とも広く交流があった。原著は、英語に訳されることを前提にしたものであり、イラン革命の十年も前に書かれたこともあって、ゾロアスター教徒をも含む「啓典の民」のみならず「偶像教徒」にまで一定の配慮を示したリベラルな内容である。
シーア派について、あくまでシーア派の視点から、外国人向けに解りやすく書かれてはいる。解りやすいとはいえ、まあシーア派について(イスラム全般については言うまでもない)、ある程度の知識は要するだろう。とりあえず「お家の人々」がなんのことだか解る程度は。
「リベラルな(この場合のリベラルとは字義どおりの意味である)ムスリム」の言説というのは、いろんな意味でおもしろい。ましてそれがリベラルなシーア派ならば尚更である。今、こういう人はどれだけいるのかな。
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