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参考文献録

『世界の涯の物語』 ロード・ダンセイニ 中野善夫/中村融/安野玲/吉村満美子・訳 河出書房新社 2004
 短編集というか掌編集。「驚異の書」The book of wonder 1912には14篇、「驚異の物語」Tales of wonder 1916には19篇が収録されている。
 どの作品も、ロンドンにいる語り手によって語られているという趣向らしい。個々の話は独立しているが、中には微妙に他の話と繋がっているものもある。

『ペガーナの神々』に比べると、全体に法螺話的要素が強い。それはそれで悪くないが、幾つかの話は似通っていたり、ありきたりに感じられるものもある。まあ割合としてはそう多くないんだけど。
「驚異の書」のほうがおもしろい話が多かった。登場する異界の住人も、より凶悪で底意地の悪いのんが多いし。

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