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参考文献録

『イスラーム文化――その根底にあるもの』 井筒俊彦 岩波書店 1981
 民族とか文化というものは、確かに「ある傾向」を持つが、あくまで「傾向」であることを肝に銘じておくべきで、紋切り型に押し込めるのはいろいろと弊害が大きすぎる。
きょうびそう認識していない論者は見識を疑われて然るべきだが、それはそれとして糊塗されていない野放図な紋切り型すなわち偏見について知る必要もあったので、80年代に刊行された本を読みました。

「サマルカンド王グーラクとその行動――クタイバの征服後を中心に」 神郡仁志 (『東洋史苑』26・27合併号 1986)
 次作の時代設定は8世紀半ばで、これはその少し前の時代について。
 アラブに征服されたソグドの諸王がその後何度も叛乱を起こしたことは、いろんな資料で述べられているんだけど、叛乱を起こしていない時は何をしていたのかというのがこの論文。条約を結んで適当に折り合っていたらしい。
 

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