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続・夕陽のガンマン

 何年も前に『荒野の用心棒』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』と観て、あんまりいいと思わなかったので、セルジオ・レオーネは合わないのかもしれないと避けていたのであった(『ワンス・アポン』のほうは、おもしろいとかおもしろくないとか言う以前に、ロバート・デニーロがどうにもキモかったのである。嫌いな役者じゃないが、あれは駄目だった)。
 まあもう一本くらいは、という風の吹きまわして観てみたのが、この『続・夕陽のガンマン』である(というわけで『夕陽のガンマン』は未見だ。ツタヤの兄ちゃんに「続編ですが、よろしいでしょうか?」と尋ねられたので、にっこり笑って「ええ、大丈夫です」と答える)。
 
 いや、おもしろかった。隠された財宝を巡る三人の男の探索行に、南北戦争が至るところで通行の障害となる、というだけの話で、三時間近くもあって、しかも半分まで進んだところでようやく三つ巴の争奪戦が始まる、という構成なのに、少しもダレない。結果が予想できる場面をものすごくものすごくものすごく引っ張るのだが(そして結局は予想どおりの結果になるのだが)、なぜか見入ってしまう。いや、今まですみませんでした。

 クリント・イーストウッドが傷めつけられる場面では、イーストウッドの自己陶酔に監督までがシンクロしてるのが見えて、これはある種のお約束というか様式美と捉えるべきなんだろうなあと、やや生温かく見守る心境に…………それも含めておもしろかったですよ。

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