フィッシャー・キング
テリー・ギリアム監督作。
おお、91年公開だ。「ヤッピー」とか言っとる。少し前までは、90年代初頭以前の映画って、ファッションが痛くて見ていられなかったんだが(70年代以前まで行けば平気)、世の中に80年代ファッションが溢れてしまったせいで何か免疫がついてきたなあ。
まあ、良くも悪くも現代(その当時の)性が薄いのがギリアム作品だ。本作では良いほうに働いている。
ヒューマンドラマであることが「ギリアムらしくない」と批判するほどギリアム・ファンじゃないが、前半の異様さが後半では薄れてしまっているのは惜しい。特にロビン・ウィリアムズの前半の怪演はただごとではないので、それが最後までもたなかったのが残念だ。
ロビン・ウィリアムズの「奇矯な善人」という役は、いつもだと押し付けがましく暑苦しくて嫌いなんだが、今回は暑苦しくも押し付けがましくもなく、前半の半端ない奇矯さが薄れてしまう後半でも、本当に「無垢」に見えたので大したものである。
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