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ナルニア国物語第3章

 そういや、映画では船の名前(朝びらき丸)出てきたっけ?

 映像化とかコミック化とか、とにかく一つの作品を媒体を変えて表現する時、いろんな変更がなされるものだが、違う媒体ならではの変更とか尺の違いによる変更以外の、「どう客観的に見ても変える必要ないんじゃん。てか、かえって悪くなってんじゃん」という変更は少なくない。
 私は性格がねじけているので、そういう「改悪」を見ると、それを行った者に対し、「おまえ、『これで原作より良くなったぜ』とか思ってんだろ」と邪推してしまうのである。つい。

 ナルニアの映画化は三作ともすべて、制作者の「これで原作より良くなったぜ」感が満ち溢れているねえ。つーか、ピーター・ジャクソンは『指輪物語』を愛してるけど、ナルニア映画版のスタッフは、誰ひとりとして原作を愛してない。
 そんなんだったら映画化するなよと思うのだが、まあそこは大人の事情というものなのだろう。

 前作がコケたのでディズニーに捨てられたが20世紀FOXに拾ってもらった本シリーズは、なんでかそこそこの成績を収めたので(出来は前作と大して変わらんのだが)、もう少し続けられる可能性が出てきたそうである。本作のラストでは原作の次の話『銀の椅子』に続く気満々であったが、次作の候補としては『魔術師のおい』も挙がってるんだそうな。

『魔術師のおい』と言えば、ジェイディス様である。彼女と白い魔女が同一人物なのかよくわからんのだが、映画化するならキャストはやっぱりティルダ・スウィントンであろう。制作スタッフに原作への愛はもはや望まないが、ティルダ・スウィントンへの愛は必須である。
 ティルダ・スウィントンがど派手な衣装で(2メートル強という設定はなくなってしまうだろうけど)19世紀末のロンドンを暴れ回り、辻馬車を(御者台ではなく屋根に立って)暴走させたり、素手で街灯をねじ切ったりするシーンが見られるなら、ほかをどんなに改悪していようと文句はない。

 いや、全然期待はしてないけどね。

シリーズ前作感想

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