大いなる幻影
1937年、ジャン・ルノワール監督作品。ジャン・ギャバンが若いなあ。
『第十七捕虜収容所』や『大脱走』といった「捕虜収容所もの」の要素の多くが、すでにしてかなり出揃っている。敵(看守たち)との馴れ合いもその一つだが、実際の状況がどうだったのかとはまた別問題として、フィクションでそれ(敵との馴れ合い)が成り立つのは、主人公側(すなわち作り手側)が敵すなわちドイツにそれなりの親近感を抱いているからで、これが違う文化圏の人間(日本人とかアラブ人とか)が相手だったら、なかなかそうはいかんわな。実際の状況がどうなのかは別問題として。
以下ネタばれ注意。
ド・ボアルデュー大尉の死がクライマックスと言えるので、その後のジャン・ギャバンたちの逃避行のパートはもっと短く、モンタージュ形式とかでよかったと思う。ジャン・ギャバンとドイツの若後家のロマンスとか完全に蛇足だし。
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