お知らせ
現在発売中の『SFマガジン』7月号で予告していただいていますが、6月25日発売の『SFマガジン』8月号に中編「はじまりと終わりの世界樹」が掲載されます。
こんなにも早く再びお目に掛かれるとは、望外の喜びです。6月号掲載の「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」とは連作という形で、つまり同じHISTORIAシリーズの中でも、特に「現代に近い時代」を舞台とした、「歴史改変もの」要素の強い小シリーズという形になります。
具体的には、1985年生まれの人物が2012年の時点でその半生を回想するという体裁をとって、亜人(妖精)誕生の経緯が「ミーチャ・ベリャエフ」とは別の角度から語られます。
「ミーチャ・ベリャーエフ」からは「オブザーバー(エイプリル)」と「ディーラー」の2人が再登場。オブザーバーがなぜ金髪碧眼の美少女に身をやつしているかが明らかになります。いや、それがメインの話ではありませんが。
それにしても、またしても短編を書くつもりで中編になってまいましたよ(一応、「400字詰め換算100枚」を短編と中編の分かれ目としています)。しかも「ミーチャ・ベリャーエフ」が110枚なのに、今回は150枚近くある……今後とも精進します。
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