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サボテン・ブラザーズ

 原題は主役トリオの名であるTHREE AMIGOSで、邦題はたぶん監督がジョン・ランディスだから『ブルース・ブラザーズ』にあやかろうとしたんだろう。あやかれたんだか知らんが。ジョン・ランディスも出演はしてないし。

 20世紀初頭のメキシコ。荒野の村が山賊に支配され、耐えかねた村人たちは一人の若い女性カルメン(たぶん村長の娘)を町に派遣し、山賊退治をしてくれる正義漢を探そうとする。カルメンは偶々教会で上映していた「スリー・アミーゴス」の西部劇を見て、彼らが本物だと信じてしまい、ハリウッドに電報を打つ。一方、新作がこけてスタジオを解雇されたアミーゴスは、その救援依頼を出演依頼と勘違いし……
 という、『ギャラクシー・クエスト』みたいな話。いや、こっちのほうが先なんだが。以下、一応ネタバレ注意。

 何か、ギャグが全般にものすごくベタで、ドリフみたいだった。金盥が頭上に落ちてきてもおかしくなさそうなくらいに。
 そういう野暮ったいというか素朴なギャグも、時々はツボに入って笑え、かつ間抜けなスリー・アミーゴスも決めるところでは決めて、大団円へと至る。とはいえ、主役たちの「その後」にも触れている『ギャラクシー・クエスト』と違って、仕事も金もコネもない状態で放りっぱなし、というあのラストを大団円と言い切るのは躊躇われるんだが、続編を作る気でいたんだろうか。

 細部が意外にきちんと作り込んであって、特に序盤の酒場にたむろしている連中には、よくこんな面構えの役者を揃えたもんだと感心させられた。
 山賊に武器を供給するドイツ人の目的は不明だが、当時のドイツで西部劇が人気だったというのは事実だったりする。そんなことまで押さえて設定してたとしたら、ちょっと凄いなと思いました。
 カルメンのお供をしているロドリゴという男の子が、終盤まったく出てこなくなってしまうので、何か問題でもあったんだろうかとか気になったり。

『ギャラクシー・クエスト』感想

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