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ゴースト・ライター

 ロマン・ポランスキー監督作品。
 英国の元首相が自伝を書いたが、あまりにひどい出来なのでリライトが必要となる。副官がリライトを担当していたが、フェリーから転落して溺死する。そこで自伝のゴーストライターを専門とする男が代役に選ばれる。
 ゴーストライターをユアン・マクレガー、元首相をピアース・ブロンソンが演じる。

 ユアン・マクレガーは頭が悪そうに見えるので(実際にどうかはともかく)、頭が悪そうな役が似合うんだが、本作は頭が特に良くも悪くもない男を好演している。仕事の速さが売りのゴーストライターだが、作家になる望みも捨てきれない鬱屈を時折覗かせて巧い。
 ピアース・ブロンソンは、ジェイムズ・ボンドの時は完全に時代遅れになったマチスモが、なんというか人工的で気持ち悪かったんだが、今や老境に入り、ええ感じに枯れたというか、かつての人工添加物たっぷりな感じが洗い流されていてよかった。

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