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カティンの森

 ツタヤのジャンル分けは時々甚だしく奇怪である。およそアクションと呼べるシーンのないシリアスなドラマである本作が「アクション」に分類してあるのは、中身を見ないで粗筋を流し読みして決めたのかもしらんが、例えば『ラスト・オブ・モヒカン』が「恋愛ドラマ」に入れられてるのはどういうわけだ。

 第二次大戦中、ソ連軍の捕虜となったポーランド軍将校1万2000人が殺害された事件を中心としたドラマ。前半が将校の一人とその妻(および両親)を中心に話が進むのに、後半は群像劇となるのでややバランスが悪い印象なのが残念である。全体を貫く淡々として簡潔な描写は、むしろ後半の群像劇に合っているので、最初からその構成であればよかったと思う。この淡々として簡潔な描写は、最後に置かれている将校殺害の場面で恐ろしいほどの(というか本当に恐ろしい)効果を上げている。

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