オズ
サム・ライミ監督作品。『オズの魔法使い』の前日譚となるオリジナル・ストーリー。女たらしでペテン師紛いのマジシャンであるオズと3人の美しい魔女、と対象年齢は原作より少々高めだが、雰囲気をきちんと継承していると思う。
『オズの魔法使い』を最初に読んだというか、母に読んでもらったのは小学校に上がるか上がらないかの頃で、「偉大なるオズ」が本物の魔法使いではないという展開には結構びっくりしたのを憶えている。
ジェームズ・フランコ演じる若き日のオズは、そこそこの腕しかない、ペテン師すれすれのマジシャンで、その駄目っぷりは相当なものだが、このくらいがちょうど、子供の頃に「真相」を知って受けたショックと引き合うな。
ミラ・クニスは『ブラック・スワン』の時より少々ふっくらしてるが、このほうが可愛い。純真だが思い込みの激しい「西の魔女」によく合っている。レイチェル・ワイズは、もっと誇張した演技でもよかったんじゃなかろうか。
ミシェル・ウィリアムズは『ブロークバック・マウンテン』の頃に比べれば随分垢抜けたけど、お姫様っぽい格好をするには少々というか、かなり庶民的過ぎる。
アメリカの子供向け冒険映画にはよくマスコット的キャラクターがいて、これが足手まといの上に全然可愛くなくてイラっとさせられることが多い。今回はそのポジションのキャラが空飛ぶ猿のフィンリーに陶器の少女と、二人もいたわけだが、どちらもなかなか可愛かった。
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