『SFマガジン』6月号およびSFセミナー
皆さん、こんにちは。仁木稔です。
明日4月25日発売の『SFマガジン』6月号に、短編(中編?)「The Show Must Go on!」が掲載されます。昨年の6月号掲載の「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」、8月号掲載の「はじまりと終わりの世界樹」に続く、連作《ショウ・マスト・ゴー・オン》シリーズの3作目です。いよいよシリーズ・タイトルを冠した、核となる物語でございます。イラストは橋賢亀氏。
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『グアルディア』『ラ・イストリア』『ミカイールの階梯』と続いてきた《HISTORIA》シリーズにも連なるわけですが、これまでと同じく単独でも読める作品です。
「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」では遺伝子工学によって生み出された奴隷種「亜人」の登場から間もない2001年の混乱を現在視点で、「はじまりと終わりの世界樹」では1999年の亜人誕生に至る経緯を亜人がすっかり普及した2012年の人物の視点でそれぞれ語りました。
新作「The Show Must Go on!」では、亜人の奉仕によって実現した未曾有の平和と繁栄「絶対平和」の様相を描きます。ちなみに主人公は日本人です。オリジナルでは初めてですねー。舞台は日本じゃないですけど。
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それから、5月3日(金)、4日(土)に開催されるSFセミナー2013では、合宿(夜の部)の企画「アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』読書会」に参加させていただきます。時間、場所(部屋)等は、追ってお知らせします。
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SFセミナー2013の公式サイトでは、まだ合宿企画の紹介ページがアップされていないので、読書会の詳細については、企画してくださった岡和田晃氏のブログにリンクしておきます。そちらを御覧ください。
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「アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』読書会」紹介ページ(Flying to Wake Island)
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