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テキサスの五人の仲間

 ここのところ、わざわざ感想をブログに上げるまでもない、可もなく不可もない作品に続けて当たっていたのでした。というわけで、ちょっとだけ久しぶりの鑑賞記。

 19世紀末ごろのテキサスのある町。ここの酒場では年に一度、地元で屈指の資産家5人がポーカーの大勝負を行う。その勝負の最中、幼い子供を連れた夫婦が酒場を訪れる。馬車の修理のために立ち寄っただけなのだが、ポーカーの勝負があると聞いて、ヘンリー・フォンダ演じる夫の目の色が変わる。見物させてくれ、とプレイヤーたちに懇願し、妻がそれを止めようとする。その遣り取りから、夫は長年にわたるギャンブル狂で、今度こそ足を洗うためにテキサスの僻地に移住するところだと判る。
 プレイヤーたちはあるいは面白がって、あるいは渋々承知し、妻も押し切られて一人で馬車の修理に行ってしまう。そして夫は予想どおり見ているだけでは我慢できなくなり、文字どおり全財産を差し出して勝負に加わってしまうことになる。

 以下、ネタばれ注意。

 1966年公開だが、プロットも演出も役者の演技も、もっと昔の「古き良き」時代の作品をなぞった雰囲気になっている。古き良き映画のように心地よく進行していき、どんでん返しも予想を裏切るものではなく、最後には予定調和で「いい話」で締められる……と思いきや、そこは66年の作品なので、最後の最後に本当のどんでん返しがあるのであった。
 うーむ、当時はこれが気が利いてるということだったのかもしれないけど、現代の観客としてはむしろ、最後のどんでん返しは蛇足で、「いい話」のままでよかったじゃんと思えてしまうなあ。

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SFセミナー2013

 夜の部の「アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』読書会」に参加させていただきました。

 小説を書く上で、小説の批評もある程度はできるようになるべきだと思っているのですが(つまり「ある程度」でいいと思ってるわけですが)、批評どころか感想(どのようにおもしろくなかったとか、おもしろくなかったとか)を述べるのさえ苦手なので、あんまり大したことは言えませんでした。カヴァンはカフカの影響を強く受けていると言われているけど、カフカそのものより同じくカフカの影響を受けている同世代のイランの作家サーデク・ヘダーヤトのほうに似てる気がするとか、そういうことを。その場にサーデク・ヘダーヤトを読まれたことのある方が一人もいなかったのですが。相変わらず読むものが偏っています。ほかの方々の意見を聞くのはたいへん参考になりました。

 あいにく、その夜は体調がよくなかったので、読書会終了後はさっさと就寝してしまいました。翌朝、だいぶ元気になったので、勝山海百合さんら同室の方々と楽しくお喋りをしたわけですが、もちろん内容はガールズトークにはほど遠く、私は今年小学4年になる姪っ子が昨年まで「プリキュア」シリーズにはまっていて、20人余りいるプリキュア戦士たちの本名、変身後の名前、必殺技を全部暗記していた、などという話を披露したりしたのでした。
 この番組、一応対象年齢は3歳から5歳なのです。姪が我が家に泊まりにきた日曜の朝など、付き合わされて一緒に鑑賞してたわけですが、合間に流される変身グッズのCMに出演してるモデルの女の子たちが明らかに姪よりずっと幼いのを見て、伯母としては複雑な心境だったのでした。現在、彼女はようやくプリキュアを卒業して「ゲゲゲの鬼太郎」にはまっています。なんだかなあ。

 そんな話などをした後、閉会式が始まるので会場の大広間に行ってみると……うわー、一晩中起きてた大きいお兄さんたちがプリキュアの話をしてるー。
 ……という、今年も大変SFセミナーらしい幕切れでありました。

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SFセミナー2013

 5月3日(金)、4日(土)に開催されるSFセミナー2013、合宿(夜の部)の企画「アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』読書会」に参加いたします。時間や場所(部屋)については追ってお知らせします、と述べましたが、今のところまだ判っていません。
 明日はブログの更新ができないので、告知はこれが最後になりますが、まあ当日合宿に参加していただければ時間等は自ずと判りますしね。是非、ご来場くださいませ。
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