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テキサスの五人の仲間

 ここのところ、わざわざ感想をブログに上げるまでもない、可もなく不可もない作品に続けて当たっていたのでした。というわけで、ちょっとだけ久しぶりの鑑賞記。

 19世紀末ごろのテキサスのある町。ここの酒場では年に一度、地元で屈指の資産家5人がポーカーの大勝負を行う。その勝負の最中、幼い子供を連れた夫婦が酒場を訪れる。馬車の修理のために立ち寄っただけなのだが、ポーカーの勝負があると聞いて、ヘンリー・フォンダ演じる夫の目の色が変わる。見物させてくれ、とプレイヤーたちに懇願し、妻がそれを止めようとする。その遣り取りから、夫は長年にわたるギャンブル狂で、今度こそ足を洗うためにテキサスの僻地に移住するところだと判る。
 プレイヤーたちはあるいは面白がって、あるいは渋々承知し、妻も押し切られて一人で馬車の修理に行ってしまう。そして夫は予想どおり見ているだけでは我慢できなくなり、文字どおり全財産を差し出して勝負に加わってしまうことになる。

 以下、ネタばれ注意。

 1966年公開だが、プロットも演出も役者の演技も、もっと昔の「古き良き」時代の作品をなぞった雰囲気になっている。古き良き映画のように心地よく進行していき、どんでん返しも予想を裏切るものではなく、最後には予定調和で「いい話」で締められる……と思いきや、そこは66年の作品なので、最後の最後に本当のどんでん返しがあるのであった。
 うーむ、当時はこれが気が利いてるということだったのかもしれないけど、現代の観客としてはむしろ、最後のどんでん返しは蛇足で、「いい話」のままでよかったじゃんと思えてしまうなあ。

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