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彼女が消えた浜辺

 ペルシア語をおさらい中なので、ペルシア語の映画を観てみました。

 三組の家族が、カスピ海にバカンスにやってくる。参加者はほかにもう二人いて、ひと組の夫婦の弟(妻のほうのだったと思うが)アーマドと、もうひと組の夫婦の子供が通う保育園に務める保育士エリ。エリは子供の母親セピーデに誘われて来たのだが、セピーデの目的は、最近離婚したばかりのアーマドをエリとくっつけることである。皆もしきりと唆し、アーマドもその気になるのだが、エリは明らかに迷惑がり、帰りたがる素振りを見せる。

 バカンスの二日目、子供の一人が海で溺れかける。その騒ぎが収まってみると、子供たちを見ていたはずのエリの姿がない。彼女も溺れてしまったのか、それとも子供たちを放って勝手に帰ってしまったのか。

 サスペンスと銘打たれていて、確かにその要素もないこともないが、まあ心理劇だな。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞のイラン映画だが、そういう作品にありがちな、体制やら宗教やらを批判したものではない。いや、政治性の強い作品が悪いと言うんじゃないけどね。
 こういう映画が国際的に高く評価されるのは、良いことだと思う。
 
 ペルシア語ですか? まあ映画を観るだけでその言語が上達するんだったら、私の英語はとっくに「ネイティブ並み」になっとりますな。

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