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『SFマガジン』2015年4月号

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『SFマガジン』2015年4月号 

 2000番到達記念特集ということで、ハヤカワSF文庫総解説PART1[1~500]。いろんな方が解説を担当していらっしゃいますが、私はポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスンの〈ホーカ・シリーズ〉(『地球人のお荷物』『くたばれスネイクス!』『がんばれチャーリー』)を担当させていただきました。
 誰がどの作品を担当しているのかを見るのも楽しいと思います。

 501番以降は次号ということになるのですが、次号から『SFマガジン』は隔月化してしまうんですよね……その分、内容はいっそう充実するとはいえ、複雑……

 ところで、私が〈ホーカ〉を担当することになったのは、『地球人のお荷物』が好きだと言ったからなのですが、解説を書くにあたって、シリーズ3作を読み返していて、ふと思ったこと。

 ……ひょっとして、「絶対平和」の戦争システムって、〈ホーカ〉の影響受けてないか?

 19世紀以前の戦争を模している、という設定はすでに『グアルディア』(執筆は2002~2003)の時からあって、『地球人のお荷物』を読んだのは、正確な時期は忘れたけどそれ以前なのは確かで(続編を読んだのはもっと後)、でも『グアルディア』から「The Show Must Go On!」で設定を具体的に詰めて執筆するまでも、その後も、今回の再読に至るまで一度たりとも〈ホーカ〉の「ごっこ遊び」との類似に思い至らなかったのは事実です。

 でも、無意識に影響を受けてる可能性はゼロではない……

 しかし本当に影響を受けたとしたら、あの愛すべき「ごっこ遊び」から、あんな陰惨な話が出てくるというのも嫌ですね……嫌なのは私の頭の中か。

 何はともあれ、〈ホーカ・シリーズ〉はとっても可愛くてタチの悪いお話なので、是非読んでみてください。

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『地球人のお荷物』

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『SFが読みたい 2015年版』

 毎年、私の誕生日(2月10日)に発売される『SFが読みたい』。何しろ新刊というものをあまり読む習慣がなく、毎年これをチェックしてその後数ヶ月間に読む本を決めているので、発売がとても楽しみなのです。
 ジャンル周辺の書籍まで幅広く取り上げてくれるから、とってもありがたいのですよ。新刊だけじゃなくて古い本も紹介する特集もとても役に立つのですが、今年はこれまで(1990年以来)の『SFが読みたい』ベスト10のリストだけで、解説が一切なかったのが残念。まあ約四半世紀分だからね、紙幅の都合というものがありますし。

 さて、去年は久しぶりに新刊を出せたのですが、その『ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち』は国内ベスト第5位という結果を出せました。投票してくださった皆様、ありがとうございました。「闘うベストテン」(場外乱闘篇ROUND3)というイベントでも1位に選んでいただきましたし、大変幸せなことです。

 ここのところブログ更新が滞っていたのは、原稿の追い込みで余裕がなかったからですが、まあ私の場合、余裕が無いというのは大概、物理的なもの(時間とか体力)ではなく精神的なものです。一度に複数のことをするのが苦手なので。何はともあれ、今年も結果が出せたらいいですね(人事を尽くして天命を待つ)。

『SFが読みたい』ベスト2014 国内編・海外編(早川書房さんのサイト)

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