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アウトロー(クリント・イーストウッド)

 クリント・イーストウッド監督主演(1976)。

 北軍に家族を殺された農夫ウェールズが、復讐のために南軍に入隊するも、当の仇には巡り会えないまま月日は流れ、南軍は敗北する。仲間の兵士たちは北軍に投降することを選ぶが、ウェールズは独り拒絶。投降した仲間たちは(予想どおり)惨殺され、救出に赴いた(が間に合わなかった)ウェールズは追われる身となる。追っ手はかつての仲間と仇。
 逃避行の先々で、インディアンの老酋長、白人に虐待されていたインディアン娘、カンザスから来た老婦人と孫娘、と仲間がどんどん増えていく。しかし、その間にも追っ手は迫り……

 
 適度にクリフハンガーしつつ、すべてが収まるところに収まる手堅い展開は、後年のイーストウッド作品のような衝撃性はないものの、様式美の域に達している。イーストウッド作品らしく、体制(本作では北軍)への反発と弱者(インディアンと女性)への目配りも忘れない。

『小さな巨人』のチーフ・ダン・ジョージがチェロキーの老酋長が印象的。『カッコーの巣の上で』のチーフ役のウィル・サンプソンも、ちょっとだけ出てる。

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