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スカイフォール

 ダニエル・クレイグの007三作目。
 前作と前々作は時間的に一続きだったが、今回は前作から何年も経っているらしく、前作までは「若造」扱いだったクレイグ・ボンドが、「そろそろ引退を考えるべき」中年扱いである。
 まあ実年齢を考えたら、そのほうが妥当なんだけど。しかしダニエル・クレイグは、ここ数年で急激に老け込んでないか?

 前回の悪役はマチュー・アマルリックだったので、ダニエル・クレイグと対峙すると「いじめられっ子」にしか見えなかったんだが(形勢逆転される前の絶対的優位に在る時からそうなのである)、今回はハビエル・バデムである。これがまた『ノーカントリー』以来の、そしてまたあれとは違ったキモさで、さすがスペインが生んだ怪物。ゴヤの「黒い絵」みたいなキャラである。いや、このシルバというキャラじゃなくて、バデム自身が。

 そのバデムが付け狙うのが、ジュディ・デンチのM。今回のボンドガールは、謎の混血美女(演じるベレニス・マーロウはフランスと中国とカンボジアの血を引いているそうである)と新登場のマニーペニー(ナオミ・ハリス)だが、二人とも出番はあまりなく、中盤からはMが出ずっぱりとなる。というわけでボンドガールはM。

 新作『スペクター』は映画館に観に行きます。

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