君の名前で僕を呼んで
役者も含めて、映像が素晴らしく美しい。少年と青年のひと夏の恋という平凡な物語は、美しい映像を撮るための方便としては非常によく機能している。しかしラスト、主人公のアップになった顔の周りを飛び回るコバエがすごく気に障ったんだが、まさかあれも敢えてなのか?
ルカ・グァダニーノ監督の作品は初めてだが、ああいうねっとりしたフェティシズムは、イタリア特有のものなんだろうか。トルナトーレとかヴィスコンティとかフェリーニとか。他所では見ない。
エリオ役のティモシー・シャラメは、すごくヨーロッパ(大陸)的な雰囲気だが、フランス系とはいえアメリカ人なのか。いかにも思春期らしい、ひょろひょろの体型だが21歳。エリオというキャラクターも、ルーツがよくわからんな。ユダヤ系なのはともかく、パールマン姓の起源はドイツだけど、父親は英語が母語っぽい。母親は、あの屋敷を相続したって言ってたから地元出身。Annellaって名前も一応、イタリア系。エリオも父親も英語、伊語、仏語を流暢に話してたが、母親はそれに加えてドイツ語の本まで読んでたし。演じてた人はロシアとクルドのハーフか。
オリヴァー役のアーミー・ハマーは『ノクターナル・アニマルズ』のエイミー・アダムスの旦那役か。記憶に残らないタイプのイケメンだが、本作にはぴったりだな。吹き替えはツダケンなのか。すげーねっとりしてそう。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の『マレーナ』感想
ベルナルド・ベルトルッチ監督の『暗殺の森』感想(上に挙げたイタリア人監督たちに比べると、それほど濃厚ではないが)
『ノクターナル・アニマルズ』感想(アーミー・ハマーには言及してません)
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