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プライドと偏見

 2005年公開。ジェーン・オースティンの原作(1813)は、サミュエル・リチャードソンの『パミラ、あるいは淑徳の報い』(1740)と並ぶ「ロマンス小説の元祖」であり、同時に「少女漫画のテンプレの宝庫」なのだが、同じ「俺様系イケメンになびかないヒロイン」でも、本作のエリザベスは時代が新しいだけあって、淑徳ではなく知性で俺様に立ち向かう。「おもしれー女」の元祖だな。

 映画のほうは、巧くまとまってるし映像もきれいだが、イケメンであるはずのダーシーが全然そうは見えない。下がり眉だし額もだいぶ後退してる。まあドラマ版で絶大な人気があったというコリン・ファースも少なくとも容姿に関しては全然魅力的に思えないので、英国人との感性の差かもしらんが。
 キーラ・ナイトレイは嵌まり役ではあるけど、こういう役ばっかりだなと思わんでもない。軽薄な末っ子リディア役のジェナ・マローンが、ある意味怪演。ほんとに15歳くらいに見えるけど、撮影当時は20歳か。00年代と10年代はおもしろそうな作品にちょくちょく出てるが、20年代に入ってからはそうでもないな。

 18世紀末で、若い女性のドレスはフランスに倣ったエンパイアスタイル。フランスのエンパイアスタイルはコルセットを着けないというが、本作ではコルセットを締めるシーンがあった。そこまでは倣わなかったってことか。

『パミラ、あるいは淑徳の報い』感想  

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