エルヴィス
2022年公開。バズ・ラーマンらしい、外連味に満ちた映像と演出が巧く嵌まっている。
トム・ハンクス以外、知ってる人がいないと思ったら、オースティン・バトラー(主演)は『ワンス・アポン・タイム・イン・ハリウッド』(2019)で襲撃の主犯か。だいぶ印象が違うな。後、序盤でトム・ハンクスに切られるカントリー歌手がデヴィッド・ウェナムか。気づかんかった。
観始めてしばらくして、エルヴィス・プレスリーについてなんにも知らないことに気づく。陰謀論というか都市伝説のことしか知らん。生前のことは腰つきが卑猥だとされたとか、晩年は落ち目で太ってたとかくらいしか。あ、なぜかここ数週間(24年秋)、「エルヴィス・サンド」についての情報を目にする機会が多かった。だから観る気になったかもしらん。一口で頭痛と胸焼けに苦しめられそうだな、あれ。
いったん中断してWikiを参照。再開。
ビートルズが衝撃的だったっての、未だに感覚では理解できてないんだけど、エルヴィスは確かに衝撃的だな。もちろん、本作が「衝撃的」に表現しているというのもあるんだろうけど、それを抜きに50年代で女性が脱いだショーツをステージに投げ込むってすごいな。親御さんも心配するよ、そりゃ。70年代はスカート履いてる子があまりいないので、ブラが投げ込まれます。
『フォレスト・ガンプ』(1994)では少年ガンプのダンスをエルヴィスがパクったことになってるけど、そのトム・ハンクスがエルヴィスのマネージャーの役をやるとは巡り合わせだな。トム・ハンクスは冷酷な悪人役は絶対似合いそうにないが(巧すぎるがために魅力はなく、嫌悪感だけ募りそう)、胡散臭い小悪党はつくづくよく似合う。『レディ・キラーズ』(2004)でそういうキャラが定番にならなかったのは残念だ。
(この記事は、過去に書いた感想文を加筆修正したものです。最近、60年代末‐70年代前半のカウンターカルチャーについて調べているのですが、当時のインタビューやら回顧録等の中でエルヴィスも偶に言及されるものの、完全に「すごかったけど、もう過去の人」扱いで悲しいですね)
『ワンス・アポン・タイム・イン・ハリウッド』感想(オースティン・バトラーには言及してません)
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