著作(エッセイなど)、インタビューほか 2020~

一番上が最新です(下に行くほど古い)。

エッセイなど

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『SFマガジン』2021年8月号(6月25日発売) Amazonのページへのリンク
 1500番台到達記念特集「ハヤカワ文庫JA総解説」PART1で《SFマガジン・セレクション》(全10巻)を担当いたしました。
 1981年から1990年までの『SFマガジン』に掲載された、日本人作家による中短篇からのセレクションです。1973年生まれで、85年から『SFマガジン』を読み始め、遡ってこのセレクションの1981年版と83年版も読んでいたので、ただただノスタルジーから解説担当を希望しました。しかし結果として「SF冬の時代」と向き合うこととなり、個人的にも貴重な経験となりました。
 錚々たる執筆者陣(私を除く、とかそういうことは言わない)による錚々たる作品群の解説です。是非どうぞ。

 

 

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『現代思想』2021年5月号 特集「陰謀論の時代」(2021年4月27日発売予定)

「文字が構築する壮大なプロット(筋書き/陰謀)」を寄稿いたしました。

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 今回、参加させていただいたのは、担当者の方が『ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち』を読んでくださったことがきっかけでした。この連作の、特に表題作は2014年の刊行当時から、「陰謀論」を扱っていることに一部の方々が着目してくださっていましたが、昨年『2010年代SF傑作選1』に収録されたことで、改めてより多くの方々が「時事問題としての陰謀論」に注目してくださっているようです。
 拙作に注目していただけるのは純粋に喜ばしい反面、陰謀論がここまで大きな問題となってしまっていること自体には頭が痛いですね。というわけで陰謀論について、物語論、認知科学、歴史の3つの観点から論じております。
 物語論といっても、同時期発売の『トーキングヘッズ叢書』掲載「『火の鳥』からヒーラ細胞へ」のように自作についてではなく、もっと一般的な事柄についてですが、まあ実作者ならではの見解を述べられたのではないかと。
 陰謀論の基盤となる認知の歪みは、SF作家としてずっと関心を持ってきた問題です。「サイエンス・フィクション」としては科学(サイエンス)の基盤であるべき客観性や合理性と対立するものであり、「スペキュラティブ・フィクション」としては思弁(スペキュレイション)の支えである認知は多かれ少なかれ歪んでいることを大前提としていますから(少なくともそれが私個人の考えです)。ちょうど10年前に短編「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」(発表は2012年4月発売の『SFマガジン』)を取り上げたのは、陰謀論を認知の歪みの集大成と捉えたからでした。
 陰謀論がここまで広く深く浸透し、かつ力を持ったのは確かに歴史上、珍しい現象ではありますが、Qアノンの主張自体は過去の陰謀論の拡大再生産でしかない。関心の重点が進行中の現象そのものよりも起源や過程にあるのは、元歴史研究者の習性です。

 参照した資料の解説や余談など。

 

 

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『トーキングヘッズ叢書』№86「不死者たちの憂鬱」(2021年4月28日発売予定)

「乱反射する悪魔崇拝(サタニズム)」を寄稿いたしました。

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 エッセイ「『火の鳥』からヒーラ細胞へ~不老不死小考としての〈HISTORIA〉シリーズ」を寄稿いたしました。
 タイトルどおり、珍しく自作解説をやっております(このブログでは散々やってきましたけどね。それ以外だと、インタビューやイベントくらいです)。
 手塚治虫の『火の鳥』シリーズに関しては、幼少期の思い出も語っております。この「思い出」は、これまで数人の知り合いに語ったことがありましたが、いずれも「ふーん?」くらいな反応しか得られなかったので、語る価値もない体験なのかなと思ってたんですが、今回エッセイに書いて、数人の方に読んでいただいたところ、いずれもなかなか好評だったのでした。私の話は喋るより書いたほうがおもしろいんでしょうかね。いや、逆だったら困りますが。

 

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『SFが読みたい! 2021年版』(2020年2月10日) (Amazonへのリンク)

「2021年の私」にコメントを書かせていただきました。
 ……そこでも書きましたとおり、コロナで直接被った物理的な打撃は図書館の長期休館くらいしかなかったんですが、精神的な打撃はかなり大きく、メンタルをやられる→体調を崩す→さらにメンタルをやられる→さらに体調を崩す→さらに……といういつもの負のスパイラルに陥って、ちょうど1年になります。まあ下記のとおり、エッセイのお仕事は続けられたお陰で、どうにか持ち直しつつあります。
 というわけで4月15日現在、もうすでにネットには告知も上がっておりますエッセイのお仕事2つ、数日中にここでも告知いたします。

 

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『トーキングヘッズ叢書』№84「悪の方程式~善を疑え!!」(2020年10月28日発売予定)

 エッセイ「乱反射する悪魔崇拝(サタニズム)」を寄稿いたしました。

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 いつもより多めに書かせていただきましたが、それでも入りきらなくて已む無く没にしたネタを記事にして先日上げました。『TH』掲載分のネタのほうがもちろんおもしろいですが、没にしたネタも充分変です。

没ネタ①:「ヴードゥー教、ワルド派、そしてスタージョン」
没ネタ②:「テンプル騎士団とフリーメイソンの謎」

没ネタ②のおまけ:「ダンテとテンプル騎士団」
 ②で未解明だった謎を解こうとしたら変なモノを見つけてしまった話。

 掲載エッセイについての補足記事はこちら

 

 

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『トーキングヘッズ叢書』№83「音楽、なんてストレンジな!」(2020年7月29日発売)

 もう3ヵ月も前になりますが、エッセイ「禁断の快楽、あるいは悪魔の技――イスラムにおける音楽」を寄稿しております。

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 3ヵ月も告知が遅れた理由と、内容の補足(こぼれ話的なもの)はこちら

 

 

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『トーキングヘッズ叢書』№82「ものやみのヴィジョン」
2020年4月30日発売

 エッセイ「アポローの贈り物――梅毒をめぐる幾つかの逸話と謎」を寄稿させていただきました。
 梅毒については、いつかSFのネタにしたくていろいろ調べていたので。

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 告知が半年も遅れた言い訳と、内容の補足(こぼれ話的なもの)はこちら

 

 

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『SFが読みたい! 2020年版』(2020年2月6日) (Amazonへのリンク)

「2020年の私」にコメントを書かせていただきました。
後ろ向きのコメントが続いていた「20××年の私」、ようやく前向きなコメントが書けましたよ。

 

 

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『TH(トーキングヘッズ叢書)』№81「野生のミラクル」
2020年1月29日㈬発売

 エッセイ「密林のパラダイスーー管理された野生」を寄稿させていただきました。
 今回のテーマの「野生」はレヴィ・ストロースの『野生の思考』から、ということなので、そのレヴィ・ストロースが文化人類学の道へと進んだ最初の一歩が『悲しき熱帯』、というわけで『伊藤計劃トリビュート』(Amazonへのリンク)収録の拙作「にんげんのくに」で描いたアマゾナス先住民についていろいろ書きました。
「にんげんのくに」の「人間」族のモデルはヤノマミ族ですが、他のアマゾナス先住民についてもたくさん調べたので、これを機会に総浚い。「にんげんのくに」後記で述べた「アマゾナス先住民の伝統文化と言われるものは、実は大して伝統がない」説を、より詳しく論じました。具体的には『アギーレ 神の怒り』とか『アナバシス』とか「異国風景」とか「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」とか。
「にんげんのくに」をお読みになった方も、そうでない方も、御興味を持たれましたら是非。「野生」はもちろんアマゾナスに限ったことではないので、他の執筆者の方々が論じる多彩な「野生」を、私も一読者として楽しみにしています。

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著作(エッセイなど)、インタビューほか 2018~

一番上が最新です(下に行くほど古い)。

エッセイなど

 

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TH(トーキングヘッズ叢書) 』№79「人形たちの哀歌」
2019年7月31日発売予定

「幕屋の偶像(アイドル)――物そのもの(フェティッシュ)への眼差し」というエッセイを書かせていただきました。
 まず「人形愛」を定義したうえで、サーデグ・ヘダーヤトの短篇「幕屋の人形」を取り上げ、人を含む動物の具象表現が禁止されている(とされる)ムスリムであるヘダーヤトが、なぜかくも「正しく」人形愛を描くことができたのか。その謎を解くべく、イスラムにおける偶像観を考察します。
  ヘダーヤトの別の短篇「最後の微笑」も取り上げます。
 ヘダーヤトの評論は、これで二度目になります。前回は『早稲田文学』2015年秋号(Amazonへのリンク)のアンナ・カヴァン特集で、まあつまりカヴァンとヘダーヤトを一緒に論じたわけで、ごく一部で「空気読まない」と好評(笑)をいただきましたが、今回は原稿の段階で何人かの方々に読んでいただいたところ、「イスラムについて知らなくても解りやすい/おもしろい」と好評(笑、でない)をいただいております。
 自分が興味を持っていることが、どう興味深いのか他人に伝えることができるのは、物書き冥利につきます。
『TH』№76と77では、規定枚数に収めるのに少々苦労したので、今回は「できれば少し増やしていただきたいのですが」とお願いしたところ、なんと2頁も増量していただけました(3頁→5頁)。書きたいことを書きたいだけ書けて、たいへん楽しかったです。
 もう一つ、今回は是非とも「イランの対“バービーとケン”人形、“サラとダラ”」の画像を使いたかったのですが、あいにく自分では実物も画像も所持しておらず、編集の方々に無理を言って画像を探していただきました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 バービーを「欧米からの文化侵略」と見做すイラン政府が2002年に製造販売を開始した、「イスラム的に正しいお人形」サラ(宗教指導者のお墨付き)。なかなか味のあるデザインですので、是非周知させたいと。

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内容に関する補足の記事はこちら

 

 

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『SFが読みたい! 2019年版』(2019/2) (Amazonへのリンク)

 今年も特別企画「2019年のわたし」に書かせていただきました。
 毎年、「201○年のわたし」の原稿を書く時期に当たる1月上旬は、寒さによる不調で思考も後ろ向きになります。精一杯前向きなことを書いたつもりでも、後日、『SFが読みたい!』で読み返すと、「ああ、なんて後ろ向きな……!」と頭を抱える羽目になるので、今年は開き直りました。どうもすみません。

 

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『TH(トーキングヘッズ叢書)』№77「夢魔~闇の世界からの呼び声」
2019年1月30日発売

「ノイズから物語を紡ぐ~脳科学の見地から夢を解く」というエッセイを寄稿させていただきました。

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「ノイズから物語を紡ぐ」こぼれ話的なもの(今回は1回だけです)

 

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『TH(トーキングヘッズ叢書)№76「天使/堕天使~閉塞したこの世界の救済者」』
2018年10月30日発売

「イスラムの堕天使たち」というエッセイを寄稿させていただきました。

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補足あれこれ
「ヤズィーディーの信仰について Ⅰ」(長いので何回かに分けました)

 

 

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『SFが読みたい! 2018年版』(2018年2月10日発売)
 SF作家たちによるエッセイ「2018年のわたし」に書かせていただいております。
 体調が悪い時に書いたので、少々気弱な内容です。すみません。補足と近況報告はこちら

 

 

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著作(小説) 2014~

上が最新です(下に行くほど古い)。
記事の最後に2013年以前の著作(小説)リストやエッセイ、インタビュー等のリストへのリンクがあります。

 

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『2010年代SF傑作選』⑴ (早川書房 文庫 2020/2/6) (Amazonへのリンク)

『ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち』(Amazonへのリンク)所収の表題作「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」を採録していただきました。

2010年代以前にデビューした10作家の作品が収録されています。私以外の方々の作品は以下のとおりです(50音順)。

  • 上田早夕里 「滑車の地」
  • 円城塔   「文字禍」
  • 小川一水  「アリスマ王の愛した魔物」
  • 神林長平  「鮮やかな賭け」
  • 北野勇作  「大卒ポンプ」
  • 田中啓文  「怪獣惑星キンゴジ」
  • 津原泰水  「テルミン嬢」
  • 飛浩隆   「海の指」長谷敏司  「allo, toi, toi」

なお編者の伴名練氏による著者紹介でも触れられていますが、SFマガジン読者賞受賞の「はじまりと終わりの世界樹」(『ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち』収録)も採録候補に挙げていただいたものの、長すぎて(「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」より400字詰め換算で30枚ほど多い)落選(?)となったそうです。「はじまりと終わり」が長すぎるという理由でアンソロジーに選んでもらえなかったのは、『年間日本SF傑作選』に続いて2度目!

〈HISTORIA〉シリーズ: 本作を含む連作の解説記事

 

同日発売の『2010年代SF傑作選』⑵(Amazonへのリンク)も紹介いたします。こちらは2010年代デビューの10作家を収録。

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「ガーヤト・アルハキーム」(『ナイトランド・クォータリー』vol.18「想像界の生物相」掲載。2019/8/30) (Amazonへのリンク)

商業媒体では初のファンタジーになります。
ほかに書いたことのあるファンタジーは、デビュー前の「鴉の右目の物語」(当ブログの「お蔵出し」で読めます)だけなんで、実は非常に稀少です。

「ガーヤト・アルハキーム」とはラテン語の魔術書『ピカトリクス』の原典タイトル、と言えば、解る人は解るかもしれません。もっとも扱っているのは魔術書そのものではなく、そこに掲載されている魔術の一つです。
 異世界ファンタジーに見せかけたオルタネイト・ヒストリー。魔法が「実在」する世界を舞台とした、もう一つの歴史です。ジャンルとしては「マジック・パンク」になるんだろうか……私としては「ロジカル・ファンタジー」のほうが、しっくりきますが。いずれにせよ、SF寄りのファンタジーというか、SF脳の人間が書いたファンタジーです。
 400字詰めで40枚強と短めですが、中身は濃いです。御期待ください。

「ガーヤト・アルハキーム」解説記事

 

 

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『屍者たちの帝国』(河出書房新社 文庫 2015/10) (Amazonへのリンク)

伊藤計劃氏/円城塔氏の『屍者の帝国』(Amazonへのリンク)のシェアワールド・アンソロジー。
私の収録作「神の御名は黙して唱えよ」は、1854年秋、ロシア帝国南西部が舞台です。生者の屍者化計画とイスラム神秘主義。

 

 

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『伊藤計劃トリビュート』 (早川書房 文庫 2015/8) (Amazonへのリンク)

タイトルどおり、伊藤計劃氏へのトリビュート・アンソロジー。
私の収録作「にんげんのくに」は、HISTORIAシリーズの一篇でもあります。

〈HISTORIA〉シリーズ: 本作を含む連作の解説記事

また、このアンソロジー刊行に際して、『SFマガジン』2015年10月号(Amazonへのリンク)の「伊藤計劃特集」において、長谷敏司氏と藤井太洋氏と鼎談を行いました。

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『ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち』 (早川書房 単行本 2014/4) (Amazonへのリンク)

『SFマガジン』に掲載された中篇3本+書きおろし中短篇各1本。
『SFが読みたい』ベストSF2014国内篇5位。
表題作は『2010年代SF傑作選』⑴(Amazonへのリンク)に収録されています。

〈HISTORIA〉シリーズ: 本作を含む連作の解説記事

 

著作(小説) 2004~
著作(小説) 2007~
著作(小説) 2009~
著作(小説) 2012~

著作(エッセイなど)、インタビューほか 2004~2014
著作(エッセイなど)、インタビューほか 2015~2017
著作(エッセイなど)、インタビューほか 2018~

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著作(エッセイなど)、インタビューほか 2015~2017

刊行順(下に行くほど新しい)。

エッセイなど

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『トーキングヘッズ叢書』№61「レトロ未来派~21世紀の歯車時代」(2015/8) (Amazonへのリンク)

 一冊丸ごとスチームパンクの特集です。企画の一つ「エッジのきいたスチームパンク・ガイド」で映画レビューを五本担当しました。

 

 

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『SFマガジン』2015年4月号 (Amazonへのリンク)

2000番到達記念特集 ハヤカワSF文庫総解説PART1[1~500]で、ポール・アンダースン&ゴートン・R・ディクスンの〈ホーカ・シリーズ〉(『地球人のお荷物』『くたばれスネイクス!』『がんばれチャーリー』の解説を担当しました。

 

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『SFマガジン』2015年6月号 (Amazonへのリンク)

ハヤカワSF文庫総解説PART2[501~1000]で、ソムトウ・スチャリトクルの『スターシップと俳句』、小川隆/山岸真・編の『80年代SF傑作選』(上下巻)の解説を担当しました。

 

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『SFマガジン』2015年8月号 (Amazonへのリンク)

ハヤカワSF文庫総解説PART3[1001~2000]で、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの『星ぼしの荒野から』の解説を担当しました。

 

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『早稲田文学』2015秋号 (amazonへのリンク)  公式ページ(内容の詳細はこちら) 

小特集「昏い部屋の女たち」で、アンナ・カヴァン(およびイランの作家サーデグ・ヘダーヤト)について書いています。

 

 

 

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『ハヤカワ文庫SF総解説2000』(2015/11) (Amazonへのリンク)

『SFマガジン』2015年4月号、6月号、8月号の連載企画が1冊の本になりました。文字どおりハヤカワ文庫SF2000冊分の総解説。100人以上のSF作家・評論家が各作品を解説しています。
 私は〈ホーカ〉シリーズ(『地球人のお荷物』『くたばれスネイクス!』『がんばれチャーリー』)、『スターシップと俳句』『80年代SF傑作選』上下巻、『星ぼしの荒野から』の4点を担当しています。

 

 

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『SFが読みたい! 2017年版』 (2017/2) (Amazonへのリンク)

 カテゴリー「日常」では御報告しましたが、こちらの「活動」カテゴリーに上げるのを忘れていました。特別企画「2017年のわたし」にコメントを掲載していただきました。
 また、もう一つの特別企画「2010年代前期ベストSF30」では、国内篇30位にランクインさせていただきました。投票してくださった皆様、ありがとうございました。

 

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インタビュー

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『SFマガジン』2015年10月号 (Amazonへのリンク)

 インタビューじゃなくて、長谷敏司氏と藤井太洋氏との鼎談ですが。伊藤計劃氏と『伊藤計劃トリビュート』(Amazonへのリンク)について。

 

 

 

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著作(エッセイなど)、インタビューほか 2004~2014

2014年までのインタビュー、エッセイなどです。刊行/発表順(下に行くほど新しい)。

エッセイなど

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『SFマガジン』2007年6月号 (Amazonへのリンク)

「MY FAVORITE SF」に、大原まり子氏の『一人で歩いていった猫』について書きました。

 

 

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『SFマガジン』2009年10月号 (Amazonへのリンク)

神林長平氏のデビュー30周年記念特集の特別エッセイとして、『完璧な涙』のレビューを書きました。

 

 

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『早稲田文学』2014年秋号 (Amazonへのリンク)

特集「若い作家が読むガルシア=マルケス」で、『コレラの時代の愛』について書きました。

 

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インタビュー

日刊紙『SANKEI EXPRESS』2014年6月8日(日)付に『ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち』の紹介記事掲載(インタビューに基づく)
産経新聞のこちらのページに全文アップされています。


ウェブマガジン「アニマソラリス」2005年3月
 

『SFマガジン』2004年10月号
 同日(8/25)刊行の『グアルディア』で小説家デビューしたので、そのインタビューです。
 ガンダム(ファースト)の話をして結構受けたんですが、記事ではばっさりカットされてしまいました(当たり前や)。
 なのでその話は後日、ブログに書きました。脳内ガンダム
 ちなみになぜガンダムの話になったのかというと、『グアルディア』は主人公の1人であるホアキン少年に焦点を絞ると、「パワードスーツの使用者となった少年兵が壊れていく話」だからです。

 

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著作(小説) 2012~

刊行順(下に行くほど新しい)です。

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『神林長平トリビュート』 (早川書房 文庫 2012/4) (Amazonへのリンク) 

神林長平デビュー30周年記念として2009年に刊行された単行本(Amazonへのリンク)の文庫化。8人の作家が神林氏の作品をトリビュートした8篇の短篇から成るアンソロジー。

8人の作家とトリビュートした作品は以下のとおり(50音順)。

  • 海猫沢めろん 『言葉使い師』
  • 虚淵 玄   『敵は海賊』
  • 円城 塔   『死して咲く花、実のある夢』
  • 桜坂 洋   『狐と踊れ』
  • 辻村深月     『七胴落とし』
  • 仁木 稔   『完璧な涙』
  • 元長柾木   『我語りて世界あり
  • 森 深紅   『魂の駆動体』

序文は神林氏が書かれています。

私も含めて8人全員の作品が、神林氏のオリジナルを未読でも問題なく読めると思います。神林氏の8作品を全部は読んでいない、もしくは一作も読んでいない方でもどうぞ。氏の作品を一度も読んだことのない方も、神林ワールドへの入門書、もしくは案内書として本書を読んでみてはいかがでしょうか。

 

*以下3点は単行本『ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち』(Amazonへのリンク)に収録されている連作中篇3本です。

 単行本はさらに、描き下ろしの中篇と短篇各1本も収録されています。
 3本とも雑誌掲載時のイラストは橋賢亀氏。ちなみに橋氏は、私がこのブログで放言した厚かましい「お願い」を聞き届けてくださり、マキリップの『イルスの竪琴』の素晴らしいイラストを3点も描いてくださいました。この記事のリンクから是非御覧になってください(イラストへのリンクも、橋さんは快諾してくださいました)。

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「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」(『SFマガジン』2012年6月号) (Amazonへのリンク)

『2010年代SF傑作選』⑴(早川書房 文庫 2020/2 Amazonへのリンク)に再録していただきました。

400字詰換算約110枚。

 

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「はじまりと終わりの世界樹」(『SFマガジン』2012年8月号) (Amazonへのリンク)

第12回SFマガジン読者賞をいただきました。

 ……にもかかわらず長すぎるのでアンソロジーに採録してもらえないやつ……(400字詰換算約140枚)。

 

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「The Show Must Go On!」(『SFマガジン』2013年6月号) (Amazonへのリンク)

400字詰換算110枚。

〈HISTORIA〉シリーズ: 以上3作を含む連作の解説記事。

 

 

 

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著作(小説) 2007~

刊行順(下へ行くほど新しい)です。

 

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『グアルディア』(上) 早川書房(文庫 2007/04) (Amazonへのリンク)

Jコレクションから文庫化(Jコレ版のAmazonへのリンク)。上下巻です。解説は佐藤亜紀氏。

《HISTORIA》シリーズ: 本作を含む連作の解説記事。

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『グアルディア』(下) 早川書房(文庫 2007/04) (Amazonへのリンク)

 

 

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『ラ・イストリア』 早川書房(文庫 2007/05) (Amazonへのリンク)

『グアルディア』と同一世界が舞台だけど、独立した作品です。解説は香月祥宏氏。

《HISTORIA》シリーズ: 解説記事。

 

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著作(小説) 2009~

刊行順(下に行くほど新しい)です。

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『ミカイールの階梯』(上) 早川書房(単行本 2009/05) (Amazonへのリンク)

 《HISTORIA》シリーズ: 本作を含む連作の解説記事

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『ミカイールの階梯』(下) 早川書房(単行本 2009/05) (Amazonへのリンク)

 

 

 

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『神林長平トリビュート』 早川書房(単行本 2009/11) (Amazonへのリンク)
文庫化されています(Amazonへのリンク)

神林長平デビュー30周年記念出版。8人の作家が神林氏の作品をトリビュートした8篇の短篇から成るアンソロジー。

8人の作家とトリビュートした作品は以下のとおり(50音順)。

  • 海猫沢めろん 『言葉使い師』
  • 虚淵 玄   『敵は海賊』
  • 円城 塔   『死して咲く花、実のある夢』
  • 桜坂 洋   『狐と踊れ』
  • 辻村深月     『七胴落とし』
  • 仁木 稔   『完璧な涙』
  • 元長柾木   『我語りて世界あり
  • 森 深紅   『魂の駆動体』

序文は神林氏が書かれています。

私も含めて8人全員の作品が、神林氏のオリジナルを未読でも問題なく読めると思います。神林氏の8作品を全部は読んでいない、もしくは一作も読んでいない方でもどうぞ。氏の作品を一度も読んだことのない方も、神林ワールドへの入門書、もしくは案内書として本書を読んでみてはいかがでしょうか。

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著作(小説) 2004~

刊行順(下に行くほど新しい)です。

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『グアルディア』 早川書房(単行本 2004/08) (Amazonへのリンク)

デビュー作です。これはJコレクション版。文庫化されています(上下2分冊。上巻のAmazonへのリンク)。


《HISTORIA》シリーズ:本作を含む連作の解説記事です。

 

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『スピードグラファー』⑴ 早川書房(文庫 2005/07) (Amazonへのリンク)

GONZOさんのアニメのノベライズです。第一巻はアニメに忠実に。
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『スピードグラファー』⑵ 早川書房(文庫 2005/09) (Amazonへのリンク)

ノベライズ第二巻。この巻からはいろいろ自由にやらせていただきました。
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『スピードグラファー』⑶ 早川書房(文庫 2005/12) (Amazonへのリンク)

最終巻です。どうやら私は何をやっても群像劇になるようです。

 

著作(小説) 2007~
著作(小説) 2009~
著作(小説) 

著作(エッセイなど)、インタビューほか 1
著作(エッセイなど)、インタビューほか 2

 

参考記事: 「それはヒト固有の能力である」 
           創作姿勢について。アニメのノベライズを引き受けた理由なども。

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『TH』№77

 1月30日発売予定の『TH(トーキングヘッズ叢書))』№77「夢魔~闇の世界からの呼び声」に、エッセイを寄稿させていただきました。

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アトリエサードさんの公式ページ

 私のエッセイは「ノイズから物語を紡ぐ~脳科学の見地から夢を解く」です。副題のとおり、脳科学系中心の話で、他の執筆者の方々のタイトルを見る限り、今回はさすがに浮きそうな気が……
 でもまあアトリエサードさんには事前に、「かくかくしかじかの内容ですが、よろしければ書かせてください」と確認してOKをいただき、書き上がった原稿もそのまま通していただけましたから!

 今年は早々に活動報告ができて、幸先のよいことです。この調子で頑張りますので、よろしくお願いいたします。

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